沼津やまもとピアノ教室
講師 山本律子
ピアノは憧れ、明るい光だった
1959年、沼津市岡宮に生まれました。
当時の岡宮は、映画「となりのトトロ」のような、
一面田んぼと畑が広がるのどかな農村地域でした。
そんな岡宮にピアノ教室が出来ました。
林に響きわたるピアノの音色、それは美しいものでした。
近所のお姉さんの弾く”エリーゼにために”
教室の先生が弾くソナチネアルバムの曲すべてが
憧れ、違う世界に連れて行ってくれる明るい光のようでした。
これが私の音楽人生の最初でした。
伸ばさなくても、伸びる
大学を卒業後、実家でピアノ教室を開きました。
ピアノの素晴らしさを教えるぞ! 意欲満々でした。
ただ、子供たちひとりひとりに個性があって、同じように教えても、同じようには伸びない
個性をどう伸ばすといいものか、試行錯誤の日々でした。
山本:Aちゃん、今度の発表会こそ頑張ろう!
ここの音はこうだから、こうしてみよう。
次の音は~~だから、〜〜やって、〜〜して弾くといいよ。。。
Aちゃん:。。。(乗り気でない)
山本:じゃあね、自分の感じたように音を出してみようか
Aちゃん: … え? いいの?
一瞬、不思議そうな目をして弾き始めたその音は、とても明るく軽やかでした。
“伸ばす“ のではない、と思いました。
どの子にも力はあって、“伸びる”のです。
ピアノレッスンはきっかけです。
レッスンというきっかけがあれば、
伸ばさなくても自然と伸びる、とその時気付きました。
指導の原点
思うに、私の母もそんな風でした。
忙しくいつも仕事着のまま、私の手を引きピアノ教室へ通う母は
プチ教育ママ、といったふうだったでしょうか。
毎週のレッスンをずっと見守っていてくれて、
家ではあれこれ言わない、困った時だけ助け舟を出す、
ピアノに関してはそんな関わり方でした。
結果的にそれがピアノを続ける素地になっていました。
今は、私のピアノ指導の基となっています。
可能性を引き出し、未来を生きる力を育てる
私がしていることは何だろうか? と考えてみると
「可能性を引き出し、未来を生きる力を育てる」ことだと思い、
教室を表す言葉として掲げることにしました。
恥ずかしがり屋で、物怖じする自信なげな子供だった私は、
ピアノという一生の技術を得て仕事にして、家庭を持ち3人の子供を育て
今があります。
誰しも“タネ”のような存在です。成長する力を持っています。
水と光をあげれば、必ず芽を出します。その力を信じてあげてほしいと願います。
ピアノ技術を仕事にしても、しなくても、積み重ねたことは力になる、
1つの事を続けた経験は一生の財産になる、とお伝えしたいです。
ピアノは心と身体の基礎教育
ピアノは情操教育にいいと言われますが、実はそれだけではありません。
ピアノはリズムに乗って両手両足両指、全身を使って演奏します。
特に10才位までのお子さんには、とても良いトレーニングと言われています。
脳科学的にも優れているとか。。
ピアノで、あなたやあなたのお子さんの可能性を見つけて行きませんか?
生きる力にしませんか?
未来を大きく広げていかれることを、心から願っています。
洗足学園音楽大学卒
ミュージックキーシステム講師資格取得
リトミック研究センター上級講師資格取得
全日本ピアノ指導者協会(PTNA)指導者会員