· 

10年先を見据えて

教室ブログご訪問ありがとうございます。

やまもとピアノ教室講師 山本律子です

 

コロナの拡大はまだまだ続きそうです。

今後どうなっていくのか・・・

不安はぬぐえません。

 

 

 

では、このような時どうしていけばよいのか

先のことはだれにもわかりませんが、

心のよりどころであったり

気付かせてくれるようなもの

芯になるものを持てたらいいなあと思います。

 

人それぞれ、また年齢の違いにもよるかと思いますが、

「私はこうして生きていく」

という意欲の源と言えばよいでしょうか。

 

「こうして」

という事は既に決まっている、わけです。

ではどうやって決めたのか?

何を基準に決めたのか?

 

 

 

ここで大切なのは「何を?」ではなく

「どうやって」ということです。

 

どうやって「これだ!」と確信できるものを掴むのか。

 

その見つけ出す過程こそが大切なのではないでしょうか。

 

 

 

「これだ」というものは人それぞれ違うと思います。

ですが「これ」を探しだす機会はみな同じようにありますね。

その過程を力強く進む力こそ、

幼少期に身につけたい力、土台となる力だと、私は考えています。

 

 

「どうすればよいのだろう?」

「何をすればよいのだろう?」

と考え、試していく力。

 

さらには

「こうすればできるんだ!」

「こうしていけばできる!だから頑張る!」

という大きな自信と勇気!

 

 

 

ピアノレッスンは室内で、あまり動きのないものです。

ですが、レッスンする音楽は壮大なスケールの内容です。

 

ひとつひとつ、一曲一曲レッスンしていく中で

「ここはどうすればいい?」

「ここはどういうこと?」

 

毎回疑問、不安に突き当たります。

まさに人生そのもの、と言えますね。

 

一つ一つレッスンを通してやっていく中で

子どもたちはもちろん、大人の方たちも

確かな自信をつけていくことを実感できます。

 

一曲を完成するごとに成長が感じられます。

完成させ、また次の場面へ向かっていく、

まさに人生の疑似体験ですね。

 

 

ではタイトルの10年先を見据えて

とはどういうことか、という事になりますが、

まさにピアノレッスンは人生の疑似体験、の通り

人生を体験するのですから時間がかかることなのです。

 

目の前にやるべきことが山積している時のピアノと

子の疑似体験をする幼少期のピアノとは違います。

 

 

 

よく言われるのは受験の時や仕事の合間にピアノ

を気分転換にと言いますが、

その時のピアノはある程度基礎ができている

楽譜を読むことにストレスを感じないくらい

(教室ではここを目標の一つとしています)

とお考え下さい。

 

人生の疑似体験ピアノをしている時、とは

音楽の基礎を身につけようとしている、とお考えください。

だから時間がかかります。

でもお子さんが小学校低学年、未就学でしたら

まだお時間がある年齢です。

 

だからこそ10年先(中学、高校)にはどうなっていて欲しいか

を見据え、レッスンを通し心のいろいろな経験をして欲しいと

思うのです。

 

「ここはどうすればいい?」

「ここはどういうこと?」

といろいろ疑問を持ち、考え

 

「こうすればできるんだ!」

「こうしていけばやれる!だから頑張ってみよう!」

そして「やったー!」

 

この喜び、自分で音楽が奏でられる楽しさはもちろんの事

この力こそ、受験を前にしたり、

また新たなことへ挑戦する時

必要な力ではないでしょうか。

 

そしてこういった力とは

一朝一夕にはできない力なのです。

 

だからこそ幼少期に、

そして10年先を見据えてレッスンを通し

身につけていければと思います。